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これまで、リノール酸はコレステロールを下げるので積極的に摂りましょう、と栄養指導がされてきました。しかし、この考え方は間違っている事がわかってきました。リノール酸を摂取しても長期的に観察すると、血中のコレステロールを下げないことが確認されました。また、先に説明しましたように、リノール酸からはアレルギーや炎症を促進する物質ができます。
リノール酸は必須脂肪酸ですから必要ではあるのですが、摂りすぎると喘息、 花粉症あるいはアトピー性皮膚炎などを起こしやすくなります。このようなアレルギーに対しては、リノール酸が少なく、α-
リノレン酸の多いシソ油やフラックス油あるいは、EPA とDHA を含む魚油などがよい油といえるでしょう。
リノール酸の多い食べ物をできるだけ少なくし、α- リノレン酸群の多い食べ物を増やす生活を1 年、2 年と続けると薬なしでも発症しにくくなります。
アトピー性皮膚炎の患者さんに対し、リノール酸の多い油やマヨネーズ及びドレッシングなどを控え、α-
リノレン酸の多いシソ油を使用するよう指導した伝統和食療法では、皮膚炎の重症度が改善することが報告されています

脂肪は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の大きく2つに分けられます。飽和脂肪酸とは、動物性の脂肪に多く含まれます適量なら一番効果的にエネルギー補給ができますが、とりすぎはコレステロール過剰につながります。一方、不飽和脂肪酸は「見えない油」と呼ばれ、構造上の違いから「体内で合成できない多価不飽和脂肪酸」に分けられます。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は一価不飽和脂肪酸です。これは、善玉コレステロールを増やす役割で注目されていリノール酸やDHAなどは多価不飽和脂肪酸の仲問で、体内
で合成できず食物から摂取しなくてはならないため、必須脂肪酸とも呼ばれています。
動脈硬化の予防などの効能があるリノール酸ですが、とりすぎは禁物。過剰摂取によって、アレルギー性の症状が出やすくなり、逆に動脈硬化を促進させてしまうこともあります。また、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったり、乳ガンなどが促進されてしまうことも。
脂肪をとるときは、動物性脂肪と植物油、魚類の油を5対4対1でとるように心がけるよう
にしましょう。
コレステロールが気になる人は注目リノール酸は、必須脂肪酸のひとつで、コレステロールを下げる効果があります。動脈硬化を予防し、コレステロール値が高いことからくる胆石症を予防します。しかし、酸化しやすい性質なので、古い油やナッツな
どは食べないようにしましょう。
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