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足の甲がむくむ

  
月経の前になると、足の甲がむくむというときは、女性ホルモンの影響と考えられます。心配はいりません。
 月経の前は、女性ホルモンのうちの黄体ホルモンの分泌がふえます。このホルモンは水分の代謝をおさえるために、むくみが生じます。この時期は頭痛、頭重、疲労感、いら.いら、不眠、便秘、腹痛、腰痛など、いろいろな不快症状があります。これらの症状の多くはむくみが原因です。これを月経前期症候群といいます。軽い症状を含めれば八割の女性にみられます。むくみがつらいときは、利尿剤などを用います。
立ち仕事をしている女性で、夕方になると足がむくみ、体重が1キロから4キロもふえる、翌朝になるとむくみがひいているという場合は、特発性浮腫の可能性があります。
 20代から40代の女性に多くみられます。原因は、毛細血管や静脈が水分を通しすぎる透過性尤進、交感神経の異常(とくにドーパミンの低下一、抗利尿ホルモンの異常などが関係するのではないかといわれますが、はっきりしていません。検査しても、これといってからだに異常はなく、心配のいらないものです。ただし、むくみのために苦しいようなら、利尿剤などを用います。なるべく長時間の立ち仕事は避け座るように心がけ、足を高くして寝るなどの工夫をするといいでしょう。
急に足がむくみ、張りつめたような痛みを感じ、歩くのがつらいというときは、静脈血栓症が疑われます。
静脈に血栓ができているのです。早めに受診しましょう。
むくみがいつまでも続くような場合は、うっ血性心不全、心膜炎、ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、肝硬変、甲状腺機能低下症、脚気などの病気が隠れていることかあります。
いずれにしても、むくみがとれないときは早めに受診して原因を突きとめましよう。

子宮の手術や放射線療法を受けたことのある人で、足がむくむ場合は、リンパ性浮腫が考えられます。
リンパ液の流れがふさがれてリンパ液が組織にたまるために起こるむくみです。二十歳前後にみられるリンパ管の発育が不十分なためのむくみは痛みもなく潰瘍もつくりません。でも、手術や治療によるむくみの場合は、長いあいだには皮膚がざらざらして湿疹や潰瘍をつくることがあります。治療は長引きます。


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静脈血栓症(血栓性静脈炎〕
静脈は動脈ほど血流が遠くないので血栓ができやすいものです。とくに下肢静脈は血栓ができやすいといえるでしょう竈脱水などで血液か濃縮されたり、妊娠によって骨盤内に一つっ血が起きたりして、血のかたまりが静脈の内腔を塞ぐのを静脈血栓症または血栓性静脈炎といいます口痛みが走り、発赤し、はれがひどくなり、ときには静脈性壊疽といって、患部が腐ってしまうこともあります。早くに受診することがだいじです。抗凝血薬を用いたり血栓溶解療法を行います。
うっ血性心不全
血液は心臓の左心室から送り出され、全身を循環して右心室に戻り、肺に送られて浄化されて左心房に行くというプロセスをたどります。心臓は血液を送るポンプの役目をしているわけです。この心臓のボンプのはたらきか低下する状態を心不全といいます。
そして、この心不全が急激に起こるのではなく、心臓に徐々に負担がかかりゆっくりと進行し、末梢循環にうっ施をきたし、ある時期になって呼吸困難、浮腫などの症状があらわれるものを、うっ血性心不全といいます。