顔からは多くの病気の情報を得られます
診察室に患者さんが入ってきた瞬問、ベテランの医師は、患者さんの顔から、三十以上もの情報をつかむといいます。顔色の善し悪しや表情はもとより、目、口、鼻といったそれぞれの器官が、心やからだの病気の情報を教えてくれるのです。
たとえば、顔色がよく表情も豊かで、ひきつれや湿疹、ただれのようなものもなければ、とりあえず肉体的にも精神的にも重大な病気はないと考えます。でも、顔が妙にゆがんでいたり、表情に乏しかったり、目に力がなかったり、顔色が悪かったりすれば、どこかに心身の病気が隠れていると思い、もう少しこまかく観察します。顔色が青い、出血性の病気はないだろうか、肝機能に障害があるかもしれない。目がはれぼったい、髪はうすい、甲状腺機能低下症ではないだろうか。などと見当がつくのです。
毎朝、顔をチェックしましょう
実際、私たちも、毎朝、鏡のなかで白分と対面しながら、「元気がないわね、どうしたの?」「うれしいことがあったみたいね」と、心身の健康をチェックしています。それをもう少し、医学的な目でもって自分の顔をみつめることができれば、小さな気がかりから、病気の早期発見、早期治療ができて、もっと健康増進に役立つのではないでしょうか。顔をチェツクするときは、つぎの点がポイントです。
●顔色適度な血の気がある。黄色みが少ない。
●表情曲豆かである。つくり笑いのようなわざとらしさがない。
●顔のゆかみ顔の左右にゆがみがない。目、口元、しわがほぼ左右対称である。
●各感覚器官の変化形、色などがいままでと変わらない。傷がない。
●皮膚の状態適度な血の気があり、なめらかで、傷、しこり、おでき、むくみなどがない。
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